『君の彼氏になりたい』振付・構成編
※このブログは個人的な推測と趣味なので、ご了承の上お進みください。オチはありません。
この記事は振付・構成についてです。
作品についての記事なので、個人についてのことはあまり書いてません(当社比)
君彼のひーくんと宮舘くんついては近日中にまとめたい…!
※追記しました!目次から追記箇所へ飛べるよ!
『君の彼氏になりたい』見るまで
『君の彼氏になりたい』はひーくんが振り付けるらしいよって嫁ちゃんに言ったら
「了解。事前に音楽聞いて、無意識に振り付けが降りてきちゃったら嫌だから、ライブ見るまではCD音源私の前で流さないでね。」
と、君彼絶ちを始めた。そもそも振り付けって降りてくるものなの?てか振り付けってどうやって考えるの?
ってそんな話をしながらライブまで我が家では君彼禁止令が出た。
そんで迎えた2D.2D.なんですが、ライブの君彼は割愛します。だってカッコよすぎて記憶がないんだもん。
俺は「宮舘涼太でぇぇぇぇぇす!!!」って片足かけて、オラオラしながら自己紹介したことぐらいしか覚えてないので、嫁ちゃんの言ってることを上手く説明ができない。
嫁ちゃんの言葉をそのまま書いてもいいんだが「意識、どの壁にひっかけてると思う?」とか異次元の言葉だらけなので訳わからんと思う。
すまねぇ、DVD発売お待ちしております。
アイドル特有のフォーメーション
YouTubeのダンス動画を見る前に、俺はSNSで「身長順に並んでるらしい」という情報を目にしていた。
嫁ちゃんにそのことを伝えてみると 「それが普通じゃないの?集団で魅せたいときは、技術やタレント性で抜擢された人以外、基本は身長順にしがちじゃない?でも確かにアイドルは身長で並ばないのかも???」 と言っていた。
その話をした後、2人で楽しく動画を見ていると、後半の間奏部分で
「え!??なになに!!?分かんない分かんない!!どうなってんの!?…...あ!!身長ってここのこと!!?わかんないよ!!!」
と嫁ちゃんがしょっぴー並みのパニックを起こし始めた。かわいい。
横で見ていた俺からすると「冒頭ですでに身長順になってたし、後半になって急に驚いているはなんで?」と見ていて不思議だった。
見終わった後話してくれたんだけど、
「私も意識したことがなかったけど、基本的に立ち位置って左右対称になってるか、何か法則性があるの。でも間奏の部分は正面から見ると綺麗だけど、立ち位置が対象になってないし、法則性もすぐに見つけられなくて混乱した。」
ということらしい。
嫁ちゃんが混乱したことをまとめてみる。
まずこの三角形の部分。
正面から見るとこのフォーメーションは三角形に見える。
単純に三角形の立ち位置はこうで、①に隠れて見えない3列目真ん中ポジションを省けば、9人で三角形ができる。
正面から見たら⑦⑧の立ち位置は隠れて見えないため、7人しか顔が見えないはずだ。
でも9人全員の顔が見えている。
「顔見せるために①の両サイドから、⑦⑧見える立ち位置にしたのか」と、思った。
でも何かがおかしい。
④渡辺くんと⑦佐久間くんが同じ横列に立っている。
じゃあ「三角形の内側を埋めるために⑦⑧を1列前(4列目から3列目へ)に出したのか」と思った。
でもでも、やっぱりおかしい。
⑦佐久間くんシンメ位置の⑧深澤くんは4列目に残ったままだ。
しかも1列目のラウールくんは、他の列よりも後列との間隔が狭く、1.5列目ぐらいに立っている。
最終的に図に表すとこんな感じだ
「こうなってる?」「いや違うぞ?」
というのが3回も4回も続き、最終的に左右対称じゃ無いのだから、そりゃパニックにもなる。
一時停止して読み解いてみると
「お客さんからの視点で、全体を綺麗に見せ、なおかつ9人の顔もかぶることなく見せる」
ということをするために、 実際の対称性を無視して、比較的小柄な佐久間くんだけ3列目、長身のラウールくんは1.5列目に置いたのだと思う。
見え方を気にして、こんな風に立ち位置変えるのは単純にすごい。
ただ、嫁ちゃんからするとそこよりも、佐久間くん・深澤くんの顔を見せるためにラウールくんの横の間隔を空けるっているのに一番驚いていた。
アイドルを振付けたことがないので、今までそんな構成は考えたことなかったと驚いていた。
その次のシーンもすごい。
これはだてなべラウの立ち位置が微妙なので、嫁ちゃんも合ってるのか分からないって言ってたけど、
5-4の前後2列から、それぞれの列を凸凹させた形かな?と言っている。
前列5人はデコボコさせたほうがいいけど、後列4はバランスを見て悩んだ結果、佐久間くんだけ前に出す(目黒くんだけひっこめる)って形にしたのでは?と言っていた。
勝手な考察だから、真相は分からないよ!!
と嫁ちゃんは言っていたが、岩本くんが考えた素敵なフォーメーションという点は事実だ。
「お客さんに見てほしかったら踊る本人が頑張るものだと思ってるから、 群舞全員がいつでもお客さんから見えるように配慮して振りを考えるなんて、したことない。
アイドルに関わったことないから当たり前なんだけど、私にその構成の引き出しは無いわ。アイドルの振付って難しいんだね。私には絶対できない。ひーくん流石、凄いなぁ!アイドルのダンスって面白いね!」
と嫁ちゃんは大絶賛していた。
そして最近は過去のパフォーマンス動画の構成に注目して楽しんでいる。
「すごいよ!ずっとお顔が見えてる!!!」
とスマホ片手にニコニコ駆け寄ってくる姿はめちゃくちゃかわいい。
そのかわいいお顔もずっと見せておくれ。
超・個人的に好きな所箇を条書きで
・全員の顔が見えるような立ち位置のフォーメーションを、複数思いつくのがシンプルにすごい。引き出し多い。
・ちょっと抜く感じの振付、めちゃくちゃおしゃれだと思いませんか? 指先で音と遊んでるようなところも好き。 歌割り的に岩本くんはやってないけど、この指先をくるくるするの、岩本くんがやってるところが見たい。
♪消えちゃう~ の後の手を下ろす岩本くんのノリ方も、めっちゃ好き。
・♪君は~ で、左手で腕をつかむ部分が、シンプルに好き。 実際踊ってみると、体重が移動していく感覚がクリアに分かって楽しい。
オーバー目に体重移動させると、
左肩を引いていって
→右手の指差した先端から
→左手で腕掴むところ通って
→左足や左腰に体重が移動
していく感じが、たまらなく楽しい。
左手で掴む部分が、個人的にミソだと思うんです。
味噌よね(CV.佐久間)
・これは見る人それぞれだけど ♪君のガラスの靴~…~帰るな で目線が誘導されちゃうところが好き。
→♪イェイイェイ ♪ねぇねぇ で岩本くんの足元に目がいく
(下手側のラウールくんは動いてないから、定点で正面から見たとき岩本くんの足元が一番動いて見える。シンプルだけど目がいく。)
→そのまま岩本くんの歌割で口元に目がいく
→♪帰るな~ の動きが、岩本くんがめちゃくちゃ奥に帰って見える。
(上半身のブレなさと、歩数・移動距離の関係でそう見える)
→そこから各歌割へ目線が動かされる作りが好き
(俺、♪君のガラスの靴~イェイイェイ だと勘違いしてたのよ。ここ、ねぇねぇって言ってんのね。「俺が脱がすぜイェイイェイ!」って出来ないけど脳内強気的なイメージだったんだけど、ねぇねぇになると一気にエロくない?しかもめめパートだぜ?やばばばばじゃん!!!!!!!!ご指摘いただいた方、二重の意味でありがとうございます(?)!!!!)
・サビの振付、ちょっとD.D.思い出しちゃって、ジャンプしてBanginしたくなっちゃう。
♪君の彼氏… の元へBangin’ Bangin’ – イイネ!
って脳内でマッシュアップされてしまう。
好きな所はもっとあるけど、キリが無いので嫁ちゃんはこの5つでSTOPです。
岩本くんは踊りが好きそう
そもそもメンバー個人個人の、人の目を惹きつける力がすごい。
岩本くんがおしゃれな振りを付けてるのに、その振りを踊ってない人に目が行くっていうのは、当たり前のようだけど、やっぱりすごい。 振付に負けない華やかさ、求心力がある。
例えば ♪ねぇどんなどんなどんな靴をはいてる~ のところとか、 肘をそれぞれのタイミングで上げて、靴を一斉に指さしてるのとかめちゃくちゃオシャレ。
でも宮舘くんしか見えねぇ。
サビの ♪Hey! どんなに寄り添った~ のところ、だてふかが左右に腕を広げて、いわラウが前に出て、次は……って噴水みたいにどんどん出たり下がったりするの凄くきれい。
でも下がりながら顔残してる佐久間くんしか見えねぇ。
他にも挙げればキリが無い。
個人の努力による華やかさが、そもそもめちゃくちゃ好きだ。
さらにその個性の裏で、関係なくオシャレな振りを入れちゃう岩本くんが好き。
「お客さんの目線のほとんどは歌割りの人に向いてる場面」って分かってるのに、関係なく後ろも細かい振りを作る人を見ると、 「この人踊り好きなんだなあ」って嬉しくなる。
基本的に分かりやすい振りなのに、目線が行きにくいところほどひーくんの味がでちゃってて楽しい。 ニコニコしちゃう。
「9人組」のダンスの楽しみ方
客観的に見て9人組のデメリットはある。
大人数は目が散るし、奇数だと「シンメ」というジャニーズ特有の文化も無くなる。
(俺はシンメが大好きなので嫁ちゃんに布教しているのだが「あ~、なんか6人3組それぞれには、元カレ元カノみたいな雰囲気は感じるよ」ってパワーワードをポロっとこぼされて心臓がバクバクした。でも今の様々なコンビも最高に好きだ!!!9C2ですね。)
でも今回みたいな構成って、大人数かつ、奇数だからできることだ。
岩本くんの振りによって「9人組」としてのダンスの楽しみ方を提示してもらえたように感じた。また1つ、このメンバー・人数でいることの楽しさを感じた。
「必要なメンバー集めたら9だった」ってところから、「9でしかできない表現」を提示してくれてて、純粋に9って人数はおもろいなぁって思う。
きっとひーくんはそんな意識はしてないだろうけど、勝手にそう感じただけ。
そして嫁ちゃんが嬉しそうで、俺もめちゃくちゃ嬉しいって話でした。
おしまい
追記(11/23 23:30)
Twitterでこんなことを呟いている方がいらっしゃった。
(ハロプロさんとか、MeseMoa.さんとかも応援されている方でした)
「ずっとアイドルは奇数が強み(センターが置ける)だと思ってたけどジャニーズはシンメという文化があるから偶数も歓迎されるんですね…なるほど…
ハローで結成時偶数だとなんで????って言われるしのちのち奇数に調整してデビューになったりするよね」
興味深かったので、嫁ちゃんに見せに行くと
「は~ん!!なるほど。」
と、いつぞやの佐久間くんのような声を出した。
(「は~ん、ひねってんね」みたいなことを佐久間くんが言って、ひーくんがニコニコになる動画は、何の動画だったか…。また見つけたら貼っときます。)
(聞いて、聞いて!教えてくださった方がいた!自分で見つけるより、人に教えられると何故か嬉しい!!!ありがとうございます!!みんな見て!!可愛いから!!!)
「センターは自分のグループから出すのね。そりゃそうだ。その発想がそもそもなかったわ。」 とのこと。
舞台やダンスの公演などでは、基本的にセンターに立てるのはその場面の「主役」だけだ。 複数で踊っている人たちは、基本的にセンターには立てない。
残酷な言い方をすると「主役になれなかった人」だから、作品としては目立つ必要が無いのだ。
だから「センターに立つ1人の主役」が目立つために、周りで踊る複数の人は偶数に設定されることが多い。
どうしても奇数の場合は、主役の真後ろの立ち位置とかにすることもあるらしく、 そこで人を使うのは勿体ないと思ってしまうらしい。
だから嫁ちゃんにとっては「奇数はデメリット」だったのだ。
先輩のバックで踊るとき、
ハロプロ研修生は、研修生自身の経験を積むためにバックにつかせてもらっていることが多いように感じる。
ジャニーズJr.は、ライブ全体のクオリティーを上げるためにバックダンサーとして踊らされているように感じる。
ジュニアは「主役を立たせる」という仕事を担っているため、偶数のグループが生まれるのかなぁと思ったってお話でした。